らっしゃい
今日は八百屋さんへ行ってきました。
いつも通っている中野ブロードウェイの地下にある八百屋さんです。
店内に、買い物かごに何か細長い野菜を入れている客のおばさんと、商品を品出ししている店員のおじさんがいて、おばさんがレジへ向かおうと品出しをしているおじさんの後ろを通るときに買い物かごから大きくはみ出していた何か細長い野菜の先っぽがおじさんの肘のあたりにかするくらいの感じでやんわりと当たりました。
おばさんはそのことにまったく気づかず、おじさんも「肘に何か触ったな」くらいの反応であまり気に留めずそのまま振り返ることなく棚に野菜を並べ続けていたのですが、その光景を傍から見ていた自分はおじさんの肘に当たったのが何の野菜なのか気になって、おばさんのあとを追いかけ至近距離から買い物かごの中を確認しました。
ふきでした。
かなり意外な結果ではないでしょうか。
遠くから見た感じだと白くて長い野菜だったので長ネギかウドあたりだと思っていたのですが、近くで見たら葉の部分があらかじめ切り取られたふきでした。
この日はふきがタイムセールで1袋100円だったのです。
ここで気になるのは、おじさんは自分の肘に当たった野菜がふきということに気づいていたのかどうかです。
先述のように、おじさんはふきが肘に当たったときも後ろを振り返ることなく棚に商品を並べ続けていたので、何の野菜が肘に当たったのかを目視していません。
しかし、今日はかなり暖かかったのでおじさんは半袖のTシャツで仕事をしていたため、ふきは直におじさんの肌に当たりました。
長らく八百屋に勤めている経験から、打った瞬間にホームランを確信した打者が打球の行方を確認せずに一塁へ歩き出すがごとく、野菜が肌に当たった感触だけで「これはふきだな」と確信し目視するまでもなかったと考えても不思議ではありません。
けれども、ふき自体は透明のビニールの袋で包装されています。
いくら地肌とはいえ、ビニール袋越しの感触でふきだと確信できるのかと言えば疑問が残ります。
が、この日は閉店間際で、売れ残っている野菜の中で買い物かごの中に入れてもはみ出すような長いものは長ネギとふきしかない50:50の状態でした。
普段であれば、長ネギ、小ネギ、ニラ、ごぼう、ウド、ふきなどの多くの細長い野菜の中から正解を導かねばならないのですが、長ネギがふきの二択まで絞られれば、肘に当たった野菜のしなり具合だけで判断できるはずです。
というか、八百屋さんは全裸になり目隠しをされた状態で肌を野菜でさすられたりしても何の野菜か瞬時に当てられるような訓練を受けているに違いないという八百屋さんが一人残らず野菜キチガイみたいなイメージは、単に自分がキテレツ大百科の見過ぎなのでしょうか?
キテレツ大百科のDVDを見返していたらブタゴリラのちんちんが無修正で出てきたので載せます。